なぜあの人は焦らないのか?未来が見えている人の頭の中
【なぜあの人は焦らないのか?未来が見えている人の頭の中】
〜脳は「構造」を理解すると先読みできる〜
前回のブログで
仕事ができる人ほど
「具体」ではなく
「抽象」で考えているというお話をしました。
じつは
その先があります。
本当に仕事ができる人は
抽象化しただけでは終わりません。
その法則同士をつなげて
「構造」として理解しています。
だから
まだ起きていない問題まで
予測できるのです。
【人間の脳は未来を予測する装置】
脳科学では
脳は考える機械ではなく
予測する機械だと言われています。
私たちは
目で見て判断しているようで
実は
過去の経験から
「次はこうなるはずだ」
と予測しながら生きています。
例えば
ボールが飛んでくれば
落ちる場所を予測するから
キャッチできます。
もし予測できなければボールは取れません。
仕事も
まったく同じなのです。
【仕事ができない人は「今」しか見えない】
仕事が苦手な人は
目の前の仕事を
終わらせることだけに集中します。
だから
問題が起きるたびに慌てます。
「そんなこと聞いていません。」
「教わっていません。」
「想定外でした。」
という言葉が
自然に出てきます。
これは能力の問題ではありません。
未来を予測する材料が
頭の中につながっていないからです。
【仕事ができる人は原因の連鎖が見えている】
一方で
仕事ができる人は
一つの出来事を見ても
その後に起こる流れまで考えます。
例えば
納期が一日遅れる。
すると
お客様に迷惑がかかる。
担当者が謝る。
会社の信用が下がる。
次の契約に影響する。
ここまで
一本の線で考えています。
つまり
結果ではなく流れを見ているのです。
【心理学では「システム思考」と呼ばれる】
心理学や組織論では
この考え方を『システム思考』と呼びます。
問題を
一つの出来事として見るのではなく
人
環境
時間
感情
組織
これらが
どう影響し合っているかを見る考え方です。
だから
仕事ができる人ほど犯人探しをしません。
「誰が悪いか」
ではなく
「なぜこの仕組みになったのか」
を考えます。
個人のやる気や根性の問題ではなく
誰もがハマってしまう
『悪循環の構造』が
どこにあるのかを見つけ出すのです。
【構造を見る人は感情に振り回されない】
部下が失敗した。
普通なら
またミスしたで終わります。
しかし
構造を見る人は違います。
指示が曖昧だったのか。
教育不足だったのか。
確認する仕組みがなかったのか。
忙しすぎたのか。
原因を
一段深く見ます。
だから
同じ失敗が減っていきます。
【成長する人は毎日「なぜ?」を五回繰り返す】
トヨタには
有名な
「なぜを五回繰り返す」
という考え方があります。
問題が起きたら
なぜ?
を一回で終わらせない。
その答えに
さらに
「なぜ?」
を重ねていく。
すると
最後には
本当の原因へたどり着きます。
表面的な問題ではなく
構造そのものが見えてくるのです。
【人生も仕事も構造で決まる】
人生が変わる人は
気合いで変わるのではありません。
生活習慣を変え
考え方を変え
環境を変え
人間関係を変えます。
つまり
人生の構造を変えています。
逆に
行動だけ変えても
構造が同じなら
時間が経てば元に戻ります。
【最後に】
目の前の出来事だけを見る人は
毎日が
問題の連続になります。
しかし
その出来事の裏側にある
「構造」まで見えるようになると
景色は一変します。
問題は
相手ではありません。
相手は
構造を教えてくれる
最高の教材になってくれます。
私たちはつい
目の前の「結果」や「感情」に
振り回されてしまいがちです。
しかし
本当に変えるべきは
その結果を生み出している
「見えない仕組み(構造)」に他なりません。
「誰が悪いか」
ではなく
「何がそうさせたのか」
この視点を持つだけで
驚くほど心が軽くなり
次への一手が明確に見えてくるはずです。
あなたが職場において
代えがたい存在になるための
ヒントがここにあります。
では最後にお待ちかねの川柳です。
構造見る
未来を読める
思考力
by くさか


