チャンスをものにする人とピンチをものにする人の違い
【チャンスをものにする人とピンチをものにする人の違い】
〜人生を変えるのはどちらなのか〜
世間一般で
チャンスは掴め
という言葉が語られることがあります。
確かにチャンスは重要です。
昇進の話が来る。
新しい仕事を任される。
良い出会いがある。
大きな契約が取れる。
そういった機会を活かせる人は
人生を前に進めることができます。
しかし、
私が
本当に人生を大きく変え
成長している人を見てきたなかで
共通点があることに気づきました。
それは
チャンスを活かした人ではなく
ピンチを活かした人であることです。
■ チャンスは誰でも好き
チャンスが嫌いな人はいません。
評価される。
褒められる。
結果が出る。
収入が増える。
誰だって嬉しいものです。
だからチャンスの時は
多くの人が頑張れます。
しかし
ここで勘違いしてはいけません。
チャンスの時に見えるのは
その人の
本当の強さではなく
今まで積み上げてきた実力の結果なのです。
つまり
チャンスというのは
実力を試す発表会であり
実力を鍛えるトレーニング場ではありません。
■ 人の本性はピンチで出る
本当の姿が見えるのは
うまくいかない時です。
・失敗した時
・批判された時
・裏切られた時
・評価されなかった時
・努力が報われなかった時
この時に人は二つに分かれます。
① 他責にする人
「あいつのせいだ」
「環境が悪かった」
「会社が悪い」
「運が悪かった」
もちろん事実として
理不尽なこともあります。
しかし
そこだけを見続ける人は
成長が止まります。
なぜなら
原因が全部外にあるなら
自分が変わる必要がないからです。
② 学びに変える人
一方で成長する人は
まず感情を受け止めます。
悔しい。
腹が立つ。
悲しい。
その上で考えます。
「自分に改善できる部分はなかったか」
「次に同じ失敗をしない方法は何か」
「この経験から何を学べるか」
すると
ピンチが教材になります。
■ 筋肉も人生も同じ
筋トレをしている人なら分かると思います。
筋肉は
楽をしている時には成長しません。
適切な負荷がかかった時に成長します。
筋繊維は一度壊れます。
そして修復される過程で以前より強くなります。
これを『超回復』といいます。
実は人生も同じです。
心も能力も
適度な負荷によって成長します。
失敗。
挫折。
苦労。
プレッシャー。
これらは精神的なトレーニング負荷なのです。
成長とは
順風満帆な時に起こるものではありません。
「もう無理かもしれない」
と感じたその先で
人は今までとは違う考え方や行動を
身につけます。
つまり
ピンチとは終わりではなく
成長への入口なのです。
■ スポーツトレーナーの世界でも同じ
新人トレーナーの頃は
順調なクライアントばかり担当すると
あまり成長しません。
改善しない、痛みが取れない
または途中で離脱する。
こうしたお客様を担当し経験すると
知識を調べます。
技術を磨きます。
コミュニケーションを学びます。
結果として
現場力が大きく向上します。
つまり
指導者を本物の「プロ」に育てるのは
すんなり上手くいった成功体験ではなく
壁にぶつかった苦痛と試行錯誤なのです。
■ ピンチをものにする人の特徴
ピンチを成長に変える人には
共通点があります。
それは
「なぜ自分だけが」
ではなく
「ここから何を学べるか」
を考えることです。
視点が
被害者ではなく成長者なのです。
だから苦しい経験が資産になります。
■ 実はチャンスは後から来る
面白いことに
ピンチを乗り越え続けた人には
結果的にチャンスが集まります。
なぜなら
問題解決能力が高くなるからです。
信頼も増えます。
経験も増えます。
人間的な器も大きくなります。
すると
周囲が自然に
重要な仕事や役割を任せるようになります。
つまり
チャンスを追いかけたから成功したのではなく
ピンチを乗り越えた結果として
チャンスが集まるのです。
■ まとめ
チャンスは実力を証明する。
ピンチは実力を育てる。
多くの人は
チャンスが来ることを願います。
しかし
本当に成長する人は
ピンチが来た時に学びを探します。
人生を変えるのは
追い風ではありません。
向かい風の中で
どれだけ前に進み続けたかです。
そして
向かい風を乗り越えた人の前にこそ
本当のチャンスは現れるのです。
人生は
チャンスの数では決まりません。
ピンチをどう扱ったかで決まります。
向かい風は苦しいものです。
しかし
その風に向かって歩き続けた人だけが
本当の追い風を手にするのです。
では最後にお待ちかねの川柳です。
ピンチこそ
未来を変える
追い風だ
by くさか


