熱中症を防ぐカギは「AVA血管」だった

【熱中症を防ぐカギは

「AVA(エー・ブイ・エー)血管」だった】

~体温を逃がす血管を知れば

         暑さに強い体を作れる~

同じ暑さなのに

熱中症になる人とならない人がいる。

その違いの一つが

AVA血管(動静脈吻合:Arteriovenous Anastomosis)

です。

近年の研究では

AVA血管の働きが

体温調節に非常に重要であることが

分かっています。

【AVA血管とは?】

AVA血管とは

動脈と静脈を直接つなぐ

特殊な血管です。

主に

* 手のひら

* 足の裏

* 指先

* 耳

などに多く存在しています。

普段は閉じていますが

体温が上がると開き

大量の血液を皮膚へ流します。

その結果

体の熱が外へ放散され

深部体温を下げることができます。
 

まさに

体の天然ラジエーターといえる存在です。

【AVA血管がうまく働かないと…】

AVA血管の働きが低下すると

熱を逃がせなくなります。

すると

* 深部体温が上昇する

* 汗だけでは冷却が追いつかない

* 熱中症のリスクが高まる

という悪循環になります。

特に

高齢者は

AVA血管の反応が低下しやすく

暑さに気付きにくいため

重症化しやすいことが知られています。

【筋肉が多い人は暑さに弱い?】

筋肉は大量の熱を作ります。

筋トレ中はもちろん

日常生活でも

筋肉量が多いほど

熱産生は高くなります。

しかし

AVA血管がしっかり働けば

その熱を効率よく逃がせます。

つまり

筋肉量だけではなく

放熱能力も重要なのです。

ボディビルダーやアスリートが

暑い環境で十分な水分補給と体温管理を

行う理由もここにあります。

【AVA血管を働かせるポイント】

① 手のひらを冷やす

冷たすぎない水(約15〜20℃)で

手のひらを冷やすと

AVA血管を通る血液が効率よく冷却され

深部体温を下げやすくなります。

氷水のように冷たすぎると

血管が収縮してしまい

逆効果になることがあります。

② 暑熱順化を行う

毎日、20〜30分程度の軽い運動や

入浴を続けると

体は暑さに慣れ

AVA血管や発汗機能が働きやすくなります。

暑くなる前から準備しておくことが

熱中症予防につながります。

③ 水分と電解質を補給する

汗をかくと

水分だけでなく

ナトリウムなどの電解質も失われます。

脱水になると血液量が減り

AVA血管へ流れる血液も不足してしまいます。

水分と塩分を適切に補給することが

放熱能力を維持するポイントです。

【まとめ】

熱中症対策は

水を飲むだけでは不十分です。

体温を逃がす役割を担う

AVA血管の働きを理解し

①手のひらの冷却

②暑熱順化

③水分・電解質補給

を組み合わせることが

暑い夏を安全に乗り切る秘訣です。

暑さに勝つ鍵は

汗だけではなく「AVA血管」にあるのです。

それでは最後にお待ちかねの川柳です。

暑さには

汗と血管

二刀流

by くさか