【続編】親しき仲にも礼儀あり
【続編】親しき仲にも礼儀あり
~信頼は「大きな行動」ではなく
「小さな積み重ね」でつくられる~
前回のブログで
親しくなることと
礼儀をなくすことは違う。
という話を書きました。
長く一緒にいると
「これくらい言わなくても分かる」
「いつものことだから」
「この人なら大丈夫」
そんな気持ちが生まれます。
でも
じつはこの「慣れ」が
人間関係の落とし穴になることがあります。
最初は
「ありがとうございます」
「お願いします」
「助かりました」
「すみません」
と言っていたのに
関係が長くなるにつれて
少しずつ言わなくなる。
そしていつの間にか
「やってもらって当然」になってしまう。
これは
信頼関係が深くなったのではなく
「甘え」が増えている状態かもしれません。
本当の信頼関係とは
何をしても許される関係ではありません。
むしろ
「この人だからこそ大切にしたい」
と思える関係です。
■ 信頼を失う人には共通点がある
信頼を失う人は
大きな失敗を一度したから
信頼を失うとは限りません。
むしろ
小さなことの積み重ねで
少しずつ信頼を失っていきます。
・返事をしなくなる
・感謝を言わなくなる
・約束を軽く考える
・人の時間を当たり前に使う
・自分の都合を優先する
・注意されると素直に受け止めない
・助けてもらったことを忘れる
一つひとつは
小さなことです。
でも
その小さな「雑さ」が
積み重なると
「この人に任せても大丈夫かな?」
という不安に変わっていきます。
■ 信頼される人は「当たり前」を作らない
逆に
長く信頼される人は
周りがしてくれていることを
「当たり前」にしません。
「忙しいのにありがとうございます」
「助かりました」
「お願いしてよかったです」
「いつもありがとうございます」
そんな一言を
ちゃんと伝えます。
そして
自分が助けてもらったら
今度は誰かを助ける。
信頼とは
こうした小さな循環なのだと私は思います。
■ 「素直・謙虚・感謝」は人間関係の土台
前回の
【繁栄思考】
① 素直
② 謙虚
③ 感謝
そして
【破滅思考】
① 今だけ
② 金だけ
③ 自分だけ
この違いは
仕事の能力だけではありません。
「人との関係をどう考えているか」
の違いでもあります。
・素直な人は人から学ぶ。
・謙虚な人は人に支えられていることを知る。
・感謝できる人はその支えを言葉にする。
だから
人が集まります。
そして
人が集まるから
また新しいチャンスが生まれます。
■ 親しい人ほど、丁寧に
仕事でも
プライベートでも
初対面の人には
丁寧に接するのに
親しい人には
言葉が雑になることがあります。
でも
本当に大切なのは
むしろ逆ではないでしょうか。
「親しいからこそ丁寧に」
「長い付き合いだからこそ感謝を」
「分かってくれる人だからこそ礼儀を」
これが
本当の信頼関係なのだと思います。
■ 信頼は「貯金」と同じ
信頼は
一日で作ることはできません。
毎日の
小さな行動が
少しずつ積み重なっていきます。
「ありがとうございます」
「お願いします」
「助かりました」
「ごめんなさい」
たった一言でも
積み重なれば
大きな信頼になります。
逆に
「これくらいならいいだろう」
「言わなくても分かる」
「自分は許される」
これを繰り返せば
信頼は少しずつ減っていきます。
だからこそ
信頼は積み上げるものですが
失うときは
一瞬。
このことを
忘れてはいけないと思います。
■ 「いい人」より「頼りになる人」
仕事で大切なのは
単に「いい人」であることではありません。
困ったときに
「この人に相談しよう」
と思ってもらえること。
任せたことを
最後まで責任を持ってやること。
失敗したときに
素直に認めること。
誰かが困っていたら
自然に手を差し伸べること。
そして
支えてくれた人への
感謝を忘れないこと。
そんな人が
「頼りになる人」
なのだと思います。
・親しさは甘えではない。
・信頼は当たり前ではない。
・感謝は言わなくても伝わるものではない。
長く付き合っている人ほど
もう一度
「ありがとうございます」を伝えてみる。
それだけでも
人間関係は
少し変わるかもしれません。
今日から
「当たり前」を一つ減らして
「ありがとうございます」を一つ増やす。
それが
人との信頼を守り
そして
自分自身の信頼を
積み上げる一歩なのだと思います。
・親しい人ほど、丁寧に。
・近い人ほど、感謝を。
・長い付き合いほど、礼儀を。
そんな人でありたいものです。
では最後にお待ちかねの川柳です。
慣れた仲
言葉ひとつで
距離できる
byくさか


