【続編】「他者との関わり方」における 不幸のパターンとは

【続編】人生・人間関係の心理

「他者との関わり方」における不幸のパターンとは

人生の悩みの多くは

「人間関係」から生まれると言われています。

前作のブログで

自分自身の

「考え方の癖(自己憐憫・責任転嫁・依存心)」

について見つめ直しました。

今回は一歩進めて

「他者との関わり方」における

不幸のパターンと

それを解きほぐすアプローチについて 

考えてみます。

■ ① 執着(しゅうちゃく)

どうしてもあの人、過去を変えたいと囚われる。

執着とは

自分ではコントロールできない

「去った過去」「他人の心や行動」「特定の結果」

に固執し手放せなくなっている状態です。

例えば

「どうしてあの人は私にひどいことを言った
 のだろう(絶対に許せない)」

「あの人が心を改めて、私に謝罪するべきだ」

「昔のあの失敗さえなければ、
 今の自分はもっと幸せだったのに」

誰かに不当な扱いを受けたり

悲しい思いをさせられたりしたとき

腹が立ったり思い悩んだりするのは

当然です。

しかし

「他人の考えや行動」

「過去の出来事」は

どれだけ強いエネルギーを注いでも

絶対に変えることができません。

変えられないものを変えようと

執着し続けると

エネルギーがどんどんすり減り 

今の自分が本来楽しむべき時間や

成長の機会を失ってしまいます。

相手を許す必要はありません。

ただ

その執着を手放し

自分の貴重なエネルギーを自分の未来のため

に使うと決めることが大切です。

■ ② 過干渉・境界線の欠如

「他人の人生」に足を踏み入れすぎる。 

依存心が「誰かに何とかしてほしい」と 

甘える姿勢だとすれば

過干渉は

「自分が誰かを何とかしてあげなければ」と

他人の問題に立ち入りすぎる姿勢です。

一見すると

親切で優しい行動に見えますが

根底に不健全な関係が

隠れていることがあります。

「自分がアドバイスしてあげないと
 あの人はダメになる」

「相手の機嫌が悪いのは
 自分のせいかもしれない」

「家族(仲間・部下)の失敗は
 すべて自分の失敗だ」
 

他人の課題まで

自分の背中に背負い込んでしまうと

お互いの自立を阻害します。

手助けをしすぎることで

相手の「自分で解決する機会」を奪い

最終的には「こんなにやってあげているのに」

という不満(自己憐憫)や

摩擦を生むことになります。

大切なことは

課題を分けることです。

これは誰の問題か?を問いかけ

冷たさではなく

愛を持った見守り(境界線)を

意識することです。

■ ③ 比較と承認欲求

「他人のものさし」で自分の価値を測る。

SNSなどが発達した現代で

特に陥りやすいのがこの罠です。

自分の幸せの基準を

「他者との比較」や

「他者からの評価」に置いてしまう状態です。

「あの人はあんなに成功しているのに、自分は…」

「他人から『すごい』と言われないと
 自分に価値を感じられない」

「他人に嫌われないよう、
 自分の本音を偽って合わせてしまう」

他人の視線ばかりを気にしていると

人生の主導権(ハンドル)を

他人に渡してしまうことになります。

どれだけ他人に認められても

今度は「見捨てられる恐怖」や

「もっと認められたいという飢え」が生まれ

本当の心の平穏は訪れません。

比べるべきは「昨日の自分」です。

自分がどう感じるか

何に納得できるかを一番の基準にすることです。

■ 3つの罠に共通するもの

ここまでの3つを整理してみます。

前作のテーマ(自己憐憫・責任転嫁・依存心)

と今回のテーマ(執着・過干渉・比較)に 

共通するのは

人生の軸が『自分(今・ここ)』から

ブレてしまっているということです。

視点が「過去」「他人」「外部の評価」に

ばかり向いているとき

私たちは自分の人生の主人公であることを

やめてしまっています。

■ 人間関係を好転させ幸せを引き寄せる3つのヒント

① 「自分軸」を取り戻す

他人がどう思うかではなく

「自分はどうしたいのか」

「何が心地よいのか」を問いかけましょう。

自分の価値観の軸をしっかり持つことが

他人に振り回されない強さになります。

② 愛を持って「境界線(境界)」を引く 

冷たく突き放すのではなく

「相手には相手の学びがあり

自分には自分の人生がある」と

信じて見守ること。

相手の感情や課題を代わりに背負わないことが

お互いにとっての本当の自立につながります。

③ 「手放す」勇気を持つ 

執着しているもの

(変えられない過去や他人への期待)に  

気づいたら

「今までありがとう、でももう手放します」

と心の中で一区切りをつけましょう。

空いた心のスペースに

新しい幸せや出会いが舞い込んできます。 
 

■ 最後に

人間関係の悩みは

時に私たちを深く傷つけます。

しかし

江原啓之氏が説くように

すべての試練や人間関係の摩擦は

「魂を磨くための学びの機会(魂のレッスン)」

と捉えることもできます。

「なぜあの人は私を苦しめるのか」と

悩む段階から

「この出来事を通して、私はどんな自立や

手放しを学ぶべきなのだろうか」

と視点を少し高めてみる。

完璧な人間関係を目指す必要はありません。

不器用でも

傷つきながらでも

自分自身の人生の足で立ち上がり

心地よい距離感を学び続けていくこと。

そのプロセスこそが

真の幸せへと

つながる道なのだと私は思います。

では最後にお待ちかねの川柳です。

過去よりも 

これからどうする

それ大事

byくさか