前の職場の悪口を流布する人間は、なぜ失敗しやすいのか

前の職場の悪口を流布する人間は
  なぜ失敗しやすいのか 

仕事を辞めた後

前の会社や上司の悪口を語り続ける人がいます。

・「あの会社は終わってる」

・「上司が無能だった」

・「ブラック企業だった」

もちろん

本当に理不尽な時もあります。

苦しい経験をした人もいるでしょう。

しかし

そこで何を学んだかではなく

誰かの悪口を発信し続ける人は

長期的に見ると高い確率で失敗します。

なぜなら

悪口には本人が気づいていない

『4つの心理的罠』があるからです。

【① 他責思考という成長停止の罠】

失敗する人の特徴は

原因をすべて外に置くことです。

・「会社が悪い」

・「上司が悪い」

・「環境が悪い」

もちろん

相手側に問題があるケースもあります。

しかし

外側だけを責め続ける人は

自分の改善点を見失います。

心理学では

これを

「自己奉仕バイアス」

と言います。

成功は自分のおかげ。

失敗は他人のせい。

この思考に支配されると

人は成長できなくなります。

なぜなら

反省が消えるからです。

本当に成長する人は違います。

・なぜ自分はその環境を選んだのか

・何を見抜けなかったのか

・どんな能力が不足していたのか

・次はどう環境を選ぶのか

こうやって

経験を分析材料に変えていきます。

過去を感情で消費するのではなく

未来の資産に変えていくのです。

【② 悪口は信用を静かに削る】

人は

何を言っているか以上に

誰についてどう語っているか

を意外と見ています。

例えば

あなたが誰かと仕事をするとします。

その相手が

前職の悪口ばかり話していたら

多くの人はこう感じるでしょう。 

「この人、いつか自分の悪口も言うかもしれない」

つまり悪口は

一時的な共感は集めても

長期的な信用を失いやすいのです。

信用は

築くのに何年もかかるのに

壊れるのは一瞬です。

そして怖いのは

悪口を言い続ける人の周りには

同じように不満を抱えた人間しか

残らなくなることです。

結果として

前向きで優秀な人ほど離れていく。

これが

人生が停滞していく大きな原因になります。

【③ 過去への執着が未来の時間を奪う】

人間のエネルギーには限界があります。

・いつか見返したい

・自分が被害者だったと証明したい

・あいつらを許せない

こうした感情に支配されると

脳のリソースが

ずっと過去に奪われ続けます。

本来使うべきエネルギーは

復讐ではありません。

未来の構築です。
 

・新しいスキルを磨く

・新しい人間関係を作る

・新しい挑戦をする

・新しい環境へ進む

こちらに力を使った人間の方が

最終的には圧倒的に強い。

過去を憎み続けるということは

人生の主導権を

過去の人間に握られ続けることでもあるのです。

 

【④ 具体の怒りから抽象の教訓へ変換できない】

本当に強い人は

理不尽な経験を教訓へ変換します。

つまり

「あの会社が悪い」

で終わるのではなく

・なぜ組織はそうなったのか

・なぜ自分は消耗したのか

・どんな構造の問題があったのか

・次は何を基準に選ぶべきか

こうやって

経験を抽象化して学ぶのです。
 

そして

次の行動へ落とし込む。 

これが成長です。 

逆に

悪口を言い続ける人は

いつまでも

「あいつが」

「この会社が」

という具体的な怒りに縛られ続けます。

感情から抜け出せないため

教訓へ昇華できず

同じ失敗を繰り返すのです。

【人生は去り際で本質が出る】

実は人間の本質は

去る時に最も出ます。

そして

苦しい時ほどその人の器が見える。
 

・辞めた後に暴露や悪口を撒く人

・お世話になった人まで否定する人

・感情のまま周囲を攻撃する人

こういう人は

短期的にはスッキリするかもしれません。

しかし

長期的には確実に人が離れていきます。

一方で

本当に強い人は違います。

・自分にも未熟な部分があった

・学べることは確かにあった

・次はもっと良い選択をする 

そう整理して

静かに前へ進んでいく。 

この姿勢の人には時間が経つほど

信頼が積み上がっていきます。

【最後に】

悪口は一瞬の快感になるかもしれません。

でも

信用は静かに削れていく。

本当に人生が伸びる人は

過去への不満より

未来への成長にエネルギーを

使っている人です。

前職の悪口を言う行為は

悲しいかな

「私はそんな酷い会社にしか選ばれず

そこで消耗するだけの人材でした」と

自分の市場価値の低さを

自らプロモーションしているのと同じです。

しかも

SNSで悪口を発信すればするほど

あなたの周りに

同じように他人のせいにしたい人間

が磁石のように集まってきます。

過去にどんな泥水をすすろうとも

ちゃんと仕事をして見せ

その実力と実績こそが

あなたという人間の価値を証明する

唯一の方法なのです。

過去を感情で消費するのは

もう今日で終わりです。

視点を高く持ち

実力で自らの価値を証明していく。

私は

そんなタフな生き方を選ぶ

ビジネスパーソンが

一人でも多く増えることを

心から願っています。

では最後にお待ちかねの川柳です。

理不尽も

引いて眺めりゃ

知恵の種

byくさか