【続編】 夫婦喧嘩のあとに、夫婦は本当の絆を育てる
【続編】
夫婦喧嘩のあとに、夫婦は本当の絆を育てる
〜50代・60代夫婦の仲直りの心理学〜
前回のブログで
「夫婦とは勝ち負けではなく、人生の共同経営者である」
というお話をしました。
すると多くの方から
「頭では分かるけれど、喧嘩のあと、どう接すればいいの?」
という声をいただきました。
確かに
喧嘩そのものよりも
その後の時間の過ごし方のほうが
難しいものです。
だから今日は
仲直りについて考えてみたいと思います。
沈黙には二種類ある
喧嘩のあと
口をきかなくなる夫婦は少なくありません。
でも、
その沈黙には二つあります。
一つは、
怒りをぶつけるための沈黙。
「反省するまで話さない。」
そんな沈黙です。
もう一つは、
感情を整理するための沈黙。
言ってはいけない言葉を飲み込み、
落ち着いて話すための時間です。
同じ黙るでも、
意味はまったく違います。
心理学でも、
感情が高ぶった状態では
冷静な話し合いは難しいことが分かっています。
まずは心を落ち着かせる。
それも、
夫婦を守る知恵なのです。
「どちらが悪いか」より「何がつらかったか」
喧嘩になると、
原因探しが始まります。
「あの時、あなたが。」
「いや、お前だ。」
しかし
原因を探すほど相手は身構えます。
それよりも
「私はあの時、寂しかった。」
「私は悲しかった。」
そんな気持ちを伝えるほうが
相手には届きます。
人は責められると反発しますが
気持ちを打ち明けられると
耳を傾けやすくなります。
プライドよりも未来を選ぶ
50代、60代になると
人生は思った以上に早く過ぎていきます。
意地を張って過ごす一日も、
笑顔で過ごす一日も、
同じ一日です。
どちらを選ぶかは自分自身です。
「今回は私から声をかけよう。」
その一歩は負けではありません。
未来への投資です。
仲直りに特別な言葉はいらない
「ごめん。」
この一言が言えない日もあります。
そんな時は
「お茶飲む?」
「ご飯できたよ。」
「今日もお疲れさま。」
それだけでも十分です。
心理学では
こうした小さな前向きな働きかけを
積み重ねることが
関係修復のきっかけになりやすいと
考えられています。
仲直りは劇的な出来事ではありません。
日常が
少しずつ戻ってくることなのです。
長く一緒にいるからこそ感謝は言葉にする
長年連れ添うと
相手がいて当たり前になります。
朝起きればいる。
帰ればいる。
食事が出てくる。
洗濯が終わっている。
それが普通になった時、感謝は消えていきます。
でも、
その「当たり前」は、
決して当たり前ではありません。
今日も隣にいてくれること。
それだけでも、
本当はありがたいことなのです。
今日の気づき
若い頃は
「好きだから一緒にいる。」
だったかもしれません。
歳を重ねると
「一緒にいるから好きになる。」
そんな愛情もあります。
夫婦とは
完璧な二人になることではありません。
不完全な二人が
何度も歩幅を合わせ直すこと。
その繰り返しが
信頼になり、
安心になり、
やがて、
家族という居場所になります。
人生の後半は
何を手に入れたかではなく、
誰と笑い合えたかで
豊かさが決まるのかもしれません。
それでは最後にお待ちかねの川柳です。
仲直り
先に笑えば
春が来る
by くさか


