「ショートスリープ」に対して思うこと

私が「ショートスリープ」に対して思うこと

~睡眠の「質」と「量」は
  食事の「栄養」と「カロリー」に似ている~

「短い睡眠でも、ぐっすり眠れれば大丈夫」

「睡眠は量より質が大切」

そんな話を聞くことがありました。

確かに

睡眠の「質」は大切です。

しかし

「質が良ければ、量は少なくてもいい」

と考えてしまうのは

少し注意が必要です。

■ 私は睡眠を「食事」に例えて考えます

睡眠を食事に例えると

睡眠の質 = 栄養

睡眠の量 = カロリー

と考えると分かりやすいかもしれません。

どれだけ

栄養バランスの良い食事をしていても

食べる量そのものが

極端に少なければ

身体に必要なエネルギーを

十分に確保できません。

逆に

カロリーだけをたくさん摂っていても

栄養が偏っていれば

身体を良い状態に保つことは難しくなります。

つまり

「栄養」と「カロリー」の両方が必要。

これと同じように

睡眠も「質」と「量」の両方が必要

だと私は考えています。

■ 「質が良ければ短くてもいい」は本当?

例えば

「自分は短時間でも深く眠れている」

という人がいたとします。

確かに

睡眠の質が高いことは大切です。
 

しかし

身体には睡眠中に行われる

さまざまな生理的な働きがあります。

・脳や身体の回復。

・ホルモンの調整。

・免疫機能。

・記憶や学習の整理。

・自律神経の調整。

こうした働きを考えると

睡眠を「短くすること」そのものを

目的にする必要はありません。

「短くても平気だから短くする」

ではなく

「自分に必要な睡眠時間を確保したうえで

さらに睡眠の質を高める」

という考え方のほうが

自然ではないでしょうか。

■ 睡眠は「削るもの」ではなく「整えるもの」

忙しい現代人は

・睡眠時間を削って仕事をする。

・睡眠時間を削って勉強する。

・睡眠時間を削ってトレーニングする。

そんな場面もあると思います。

しかし

睡眠を削ったことで

・日中の集中力が落ちる。

・判断力が落ちる。

・疲労が抜けない。

・トレーニングの質が落ちる。

・イライラしやすくなる。

そうなってしまえば

削った時間以上のものを

失っている可能性があります。

睡眠は

「何かをするために削る時間」

ではなく

「明日、自分が動くために確保する時間」

と考えることも大切です。

■ 「質」と「量」はセットで考える

食事で考えてみると

栄養だけでもダメ。

カロリーだけでもダメ。

睡眠も同じです。

睡眠の質 × 睡眠の量

この両方を考えることが大切です。

「何時間寝たか」

だけを見るのでもなく

「深く眠れたから短くてもいい」と

考えるのでもない。

・必要な睡眠時間を確保する

・睡眠の質を高める

・生活リズムを整える

この3つを一緒に考える。

それが

「良い睡眠」をつくる基本

なのではないでしょうか。

■ ショートスリーパーを目指す必要はない
 

世の中には

生まれつき短い睡眠時間でも

問題なく生活できる人がいると言われています。

ただし

「短く寝ても大丈夫な人」と

「睡眠を削っている人」は同じではありません。

睡眠時間を短くして

「自分は大丈夫」と思っていても

本人が気づかないところで

日中の眠気や集中力

判断力などに影響が出ている

可能性もあります。

だから私は

「短く寝ること」を能力のように 

考える必要はないと思っています。

■ 睡眠は「投資」と考える
 

筋トレをしている人なら

トレーニングだけでは身体は成長しません。

刺激を入れる → 栄養を摂る → 休む

このサイクルが必要です。

睡眠も同じです。

起きている時間を充実させるために

眠っている時間がある。

睡眠を削れば

「使える時間」が増えるように見えます。

しかし

その結果として

日中のパフォーマンスが下がるなら

本当に時間を有効活用できているのでしょうか。

睡眠は

時間を失う行為ではなく

明日の自分への投資なのです。

■ 最後に

私は睡眠について

「質か?量か?」

という二択で考える必要はないと思っています。

食事に例えるなら

睡眠の質は「栄養」。

睡眠の量は「カロリー」。

どちらも大切です。

だから

「短くても質が良ければ大丈夫」

ではなく

「必要な量を確保しながら、質も高める」

この考え方を大切にしたい。

長く寝ることが目的ではありません。

短く寝ることも目的ではありません。

明日の自分が、しっかり動ける睡眠をとる。

それが

睡眠を大切にする

ということなのではないでしょうか。

睡眠も、食事も、トレーニングも。

「質」と「量」の両方を大切にする。

それが

長く健康に動き続けるための

基本だと私は思います。

では最後にお待ちかねの川柳です。

寝る時間 

削れば明日が 

削られる

byくさか