感情コントロールは 人生コントロール

【人生・人間関係の心理学】

感情コントロールは
人生コントロール

~感情に振り回される人生から
自分で人生を選択する生き方へ~

あなたは

こんな経験はありませんか?

・相手の何気ない一言に
 腹が立つ。

・誰かの言動が気になり
 いつまでも引きずってしまう。

・イライラして
 身近な人にきつく当たってしまう。

・不安や嫉妬から
 冷静な判断ができなくなる。

そして時間が経ってから

「なぜ、あんなことを言ってしまったのだろう」

「もう少し冷静に対応すればよかった」

と後悔する。

じつは人生を難しくしているのは

出来事そのものだけではありません。

出来事に対する

自分の反応も

人生を大きく左右しているのです。

ではどうすれば

感情に振り回されずに生きられるのでしょうか?

今回は

感情コントロールと人生の関係について

考えてみます。

■ 1.感情が生まれることと、感情に従うことは違う

人間ですから

怒りや悲しみ

不安や嫉妬を感じることがあります。

それ自体は

悪いことではありません。

問題は感情が生まれた瞬間に

その感情のまま行動してしまうことです。

・怒りを感じたから相手を攻撃する。

・嫉妬したから相手を否定する。

・不安になったから挑戦を諦める。

・寂しいから相手に過度に依存する。

こうした行動を繰り返していると

人間関係も、

自分自身の可能性も、

少しずつ狭めてしまうことがあります。

大切なのは

感情を無理に押さえ込むことではありません。

「今、自分は怒っている」

「今、自分は不安を感じている」

まずは

自分の感情に気づくこと。

感情に気づけば

その感情に従う以外の選択肢が見えてきます。

感情は自然に生まれるもの。

しかし

その後の行動には

自分で選べる余地があるのです。

■ 2.感情に支配される人は、他人に人生を左右される

例えば

誰かに嫌なことを言われたとします。

その言葉が気になり

・一日中イライラしてしまう。

・仕事中も思い出して腹が立つ。

・家に帰っても気持ちが収まらない。

・関係のない人にまできつく当たってしまう。

たった一言が

自分の一日全体を支配してしまうのです。

ここで考えてみてください。

相手は

何気なく言った一言を

すでに忘れているかもしれません。

それなのに

自分だけが

何時間も苦しみ続けているとしたら

とても

もったいないことではないでしょうか。

傷ついた気持ちを

簡単に切り替えられないこともあります。

無理に忘れようとする必要はありません。

ただし

相手の言動を

いつまでも自分の心の中で

再生し続ける必要もないのです。

他人の言動は他人のもの。

その言動を受けて

これからどう行動するかは自分のもの。

他人の機嫌や評価に

自分の人生の主導権まで渡さないこと。

それが

感情コントロールの第一歩です。

■ 3.感情が強いときほど、すぐに反応しない

怒りや不安が強いときは

冷静な判断が難しくなることがあります。

そんなときに大切なのが

反応するまでに時間をつくることです。

例えば

・すぐに言い返さず、一度黙る。

・感情的なLINEは、すぐに送らない。

・大きな決断は気持ちが落ち着いてから考える。

・相手の言葉を事実と自分の解釈に分けてみる。

ほんの少し立ち止まるだけでも

衝動的な行動を防ぎやすくなります。

ここで大切なのは

我慢して何も言わないことではありません。

感情的に反応するのではなく

冷静に自分の意思を伝えること。

怒るべき場面では毅然と伝える。

断るべき場面ではきちんと断る。

距離を置くべき相手とは距離を置く。

感情をコントロールするとは

自分の気持ちを犠牲にすることではありません。

自分の気持ちを大切にしながら

より良い行動を選ぶことなのです。

■ 4.感情の裏側には、本当の欲求が隠れている

怒りを感じたとき

その怒りの奥に

何があるのかを考えたことはありますか?

例えば

相手に腹が立つ。

その奥には

「自分の努力を認めてほしい」という気持ちが

あるのかもしれません。

相手の成功が気になる。

その奥には

「自分も認められたい」という願いがあるの

かもしれません。

連絡が来ないと不安になる。

その奥には

「大切にされていると感じたい」という思いが

あるのかもしれません。

すべての感情に

一つの理由があるわけではありません。

しかし

自分の感情を掘り下げることで

本当に求めているものが

見えてくることがあります。

感情を相手にぶつける前に

自分の心に問いかけてみる。

「自分は、本当は何を求めているのだろう?」

この問いかけが

自分自身を理解するきっかけになります。

自分の欲求を理解できれば

相手を責める以外の解決方法も

考えられるようになります。

■ 5.筋トレにも、感情コントロールが必要

これは

筋トレにも当てはまります。

・思うように筋肉がつかない。

・体重が減らない。

・トレーニングの重量が伸びない。

そんなとき

焦りや苛立ちを感じることがあります。

そこで感情に任せて

無理にトレーニング量を増やしたり

極端に食事を減らしたりすれば

かえって遠回りになることもあります。

大切なのは

感情ではなく現状を分析すること。

・トレーニング内容は適切か?

・食事や睡眠は十分か?

・疲労が蓄積していないか?

冷静に振り返り

必要な改善を積み重ねていく。

人生も同じです。

思いどおりにならないときこそ

感情に任せて動くのではなく

一度立ち止まって考える。

そして

できることから行動する。

筋肉を育てるには継続が必要。

人生を変えるにも

日々の選択が必要。

焦る気持ちをコントロールし

目の前の課題に向き合うことが

長期的な成果につながっていきます。

■ 6.50代からは、感情の扱い方が人生の質を変える

年齢を重ねると

仕事や家庭、

人間関係など、

さまざまな経験を積み重ねていきます。

その一方で

自分なりの価値観や考え方が

強くなっていくこともあります。

経験があるからこそ

相手の間違いに気づくこともあるでしょう。

しかし

正しいことを伝えるのと

感情的に相手を責めることは違います。

正論で相手を言い負かしても

信頼関係を失ってしまえば

必ずしも良い結果にはつながりません。

本当に大切なのは

自分の正しさを証明することだけではなく

どうすれば

より良い結果になるかを考えることです。

・怒りを感じても冷静に話せる。

・意見が違っても相手を尊重できる。

・思いどおりにならなくても
次の方法を考えられる。

こうした力は

年齢を重ねたからこそ

さらに磨いていきたいものです。

自分とは違う考え方も受け入れながら

より良い選択ができるようになること。

それも

人としての成長ではないでしょうか。

■ 7.人生の主導権を取り戻す3つの質問

感情に振り回されそうになったときは

次の3つを自分に問いかけてみてください。

① 今、何を感じているのか?

怒りなのか、不安なのか、悲しみなのか。

まずは、自分の感情を認識する。

② この反応は、未来の自分にとってプラスになるか?

今はスッキリするかもしれない。

しかしその行動によって

後悔することにならないだろうか?

少し先の自分を想像してみる。

③ 今、自分にできる最善の行動は何か?

相手を変えようとするのか。

自分の伝え方を変えるのか。

距離を置くのか。

別の方法を考えるのか。

自分が選べる行動に意識を向ける。

この3つの質問は

感情を否定するためのものではありません。

感情に気づき

自分にとってより良い選択をするためのものです。

■ 最後に ~感情コントロールは人生コントロール~

人生には

自分ではコントロールできないことが

たくさんあります。

・他人の考え方。

・他人の評価。

・過去に起きた出来事。

・予想外のトラブル。

すべてを

思いどおりにすることはできません。

しかし

その出来事に対して

どのように考え

どう行動するかは

少しずつ変えていくことができます。

怒りに任せて人間関係を壊すのか。

冷静に話し合い解決策を探すのか。

不安に負けて挑戦を諦めるのか。

不安を抱えながらも一歩踏み出すのか。

 

その選択の積み重ねが

これからの人生をつくっていきます。

感情をなくす必要はありません。

・怒ってもいい。

・悲しんでもいい。

・不安になってもいい。

ただし、その感情に

人生のハンドルを握らせないこと。

感情は

自分の心を知るための大切なサインです。

そのサインを理解し

自分にとってより良い行動につなげていく。

それが

本当の意味での

感情コントロールなのだと思います。

他人を変えることに執着するより

自分の考え方と行動を整える。

過去を悔やみ続けるより

今できることに力を注ぐ。

そして

感情に振り回されるのではなく 

自分の意思で人生を選択していく。

感情をコントロールできれば

行動が変わる。

行動が変われば 

習慣が変わる。

習慣が変われば

人生も変わっていくのです。
 

では最後にお待ちかねの川柳です。

沸く感情

気づくだけでも

変わる道

byくさか