EPOC(エポック)のメカニズムと体脂肪燃焼
【EPOCのメカニズムと体脂肪燃焼】
〜運動後もカロリーを消費し続ける体の仕組み〜
「運動が終わった後も、脂肪は燃え続けている」
あなたは
そんな話を聞いたことはありませんか?
これは単なる噂ではなく
実際に生理学的な根拠があります。
その仕組みを
EPOC
(Excess Post-Exercise Oxygen Consumption)
=運動後過剰酸素消費量と呼びます。
今回は
EPOCのメカニズムと体脂肪燃焼の
関係について解説します。
【EPOC(エポック)とは何か?】
私たちの身体は運動中だけでなく
運動後にもエネルギーを消費しています。
激しい運動を行うと
身体は一時的に酸素不足の状態になります。
すると運動終了後
身体は元の状態へ戻ろうとして
大量の酸素を使いながら回復作業を行います。
つまり
EPOCとは
運動後に身体を元の状態に戻すため
追加で消費される酸素(エネルギー)のことです。
【運動後身体の裏側で起きている5つの大仕事】
運動が終わった後の体内では
元の状態に戻すためにさまざまな回復作業が
同時に行われています。
①ATPとクレアチンリン酸の再合成
筋肉を動かす直接のエネルギー源(ATP)は
激しい運動で枯渇します。
運動後はこれを急ピッチで再補充するために
エネルギーが必要になります。
②乳酸の処理
高強度運動で溜まった乳酸を
エネルギーとして再利用したり
肝臓で処理したりするために酸素を消費します。
③体温の低下
運動によって急上昇した体温を
平熱に戻すための代謝活動が続きます。
④ ホルモン環境の正常化
運動中に分泌されたアドレナリンや
ノルアドレナリンなどの興奮系ホルモンを
通常レベルに調整するために
エネルギーを使います。
⑤筋肉の修復と適応
筋トレによって傷ついた筋繊維の修復
(タンパク質合成)が始まります。
この合成プロセスにも
多くのエネルギーが必要です。
【なぜこれが「体脂肪燃焼」につながるのか?】
身体がこれらの回復作業(大仕事)を行う際
大量のエネルギーが必要とされ
脂肪が利用される割合が増えるからです。
つまり
ソファでリラックスしている間も
身体は脂肪を燃料として使い続けている
状態になります。
【EPOCを最大化する運動 vs 有酸素運動】
EPOCの大きさは
運動の強度に比例します。
【EPOCを高める具体的な3つのアプローチ】
1. 筋力トレーニング
スクワット、デッドリフト、ベンチプレスなど
大筋群(大きな筋肉)を使う種目はEPOCを
劇的に高めます。
2. HIIT(高強度インターバルトレーニング)
「20秒全力運動+10秒休憩」を繰り返す
タバタ式など
短時間で身体を追い込む方法です。
3. 全身連動のエクササイズ
バトルロープやケトルベルスイング
スレッドプッシュなど
多くの筋肉を同時に動かす種目も
高いEPOCを生み出します。
脂肪燃焼というと
多くの人はどれだけ長く運動したか(時間)
に注目しがちです。
しかしボディメイクにおいて
本当に重要なのは
どれだけ身体に適切な刺激を与えたかです。
短時間でも質の高いトレーニングは
運動が終わった後も
あなたの代謝を上げ続けます。
ランニングマシンで
消費カロリーの数字を追いかける(具体)。
それも一つの方法ですが
本当に大切なのは
なぜその運動で脂肪が燃えるのか
という身体のシステム(抽象)を
理解することです。
脳で理解してから
行うトレーニングは
効果もモチベーションも
桁違いに高まっていくのです。
では最後にお待ちかねの川柳です。
短時間
濃い刺激こそ
タイパ良し
byくさか


