自信のつけ方

【自信がないのではない。自分の足跡を無視しないこと】

~自信の正体は「過去の肯定」と「今日の1歩」~

「自信がありません」

そう悩む人は少なくありません。

仕事でも。

人間関係でも。

新しい挑戦でも。

「もっと自信があれば…」
 

そう思うことは

誰にでもあるでしょう。

しかし

ここで一つ

考えてみてほしいことがあります。

自信とは、感情なのでしょうか?

私は

そうではないと思っています。

自信とは

自分は大丈夫だと

思い込むことではありません。

自分を信じられるだけの

行動事実があること。

これが自信の正体です。

何も積み上げていないのに

突然、

「私は自信があります」

とはなりません。

自信には必ず

自分を信じられる根拠があります。

そして、

その根拠を作る方法は

大きく分けて

2つしかありません。

【① 過去の「良い足跡」を認める】

まず一つ目は

すでに自分が歩いてきた道を見直すこと。

人は不思議なもので

失敗したことはよく覚えています。

・怒られた

・恥をかいた

・失敗した

・続かなかった

・誰かと比較して負けた

こうした記憶は

何年経っても頭の中に残っています。

ところが

その反対はどうでしょう?

・頑張った

・乗り越えた

・続けた

・誰かを助けた

・逃げずに向き合った

こうした経験は

意外なほど

簡単に忘れてしまいます。

なぜでしょうか。

それは

「できて当たり前」と

自分で処理してしまうからです。

・毎日仕事へ行った。

・家族を支えた。

・苦しい時期を耐えた。

・運動を続けた。

・勉強を続けた。

・誰かに優しくした。

・約束を守った。

これらは、

すべて自分が歩いてきた足跡です。

しかも

ここで大切なのは

結果だけを見ることではありません。

・資格に合格した。

・売上が上がった。

・大会で勝った。

・褒められた。

こうした成果だけを

自信の根拠にしてしまうと

結果が出なかった瞬間に

自信まで失ってしまいます。

足跡とは

「結果」ではなく「行動そのもの」

と考えてみる。

・やり切った

・逃げなかった

・続けた

・挑戦した

・もう一度立ち上がった

これらは

誰にも奪うことのできない

あなた自身の行動事実です。

これが

根拠のある自信になります。

【② 今日、新しい「良い足跡」を残す】

しかし

過去の足跡を認めるだけでは

十分ではありません。

もう一つ必要なのが

新しい足跡を作ること。

つまり

今日の1歩です。

ここで

勘違いしてはいけません。

新しい足跡とは

大きな努力ではありません。

自信がない人ほど

「もっと頑張らなければ」

と考えてしまいます。

そして

いきなり

・大きな目標を設定する。

・毎日1時間勉強する。

・毎日筋トレする。

・早起きする。

・生活を全部変える。

これでは

最初の一歩が重すぎます。

足跡の最小単位を極限まで小さくする。

筋トレをするのが難しければ

「トレーニングウェアに着替える」

それも難しければ

「靴を履く」

それでもいい。

玄関まで出た。

スクワットを1回やった。

本を1ページ開いた。

メールを1通返した。

5分だけ片づけた。

今日は逃げないと決めて

1つだけ行動した。

それで十分です。

なぜなら

重要なのは

行動の大きさではなく

自分との約束を守ったという事実

だからです。

【「自信」は小さな約束から生まれる】

例えば、

自分に

「今日はスクワットを1回やる」と約束する。
 

そして本当に1回やる。

たった1回です。

他人から見れば

何でもないことかもしれません。

でも、

自分の脳には

一つの事実が残ります。

「私は、自分との約束を守った」

これが

足跡になります。

次の日

2回やってみる。

その次の日は

5回やってみる。

ある日は

10回できるかもしれない。

でも

できなかった日があってもいい。

大切なのは

完璧に続けることではありません。

やめてもまた戻ってくること。

これもまた立派な足跡です。

【根拠のない自信と、根拠のある自信】

ここには

大きな違いがあります。

根拠のない自信

「きっと自分ならできる」

これは

他人の評価や環境によって

簡単に揺らぎます。

失敗した。

怒られた。

負けた。

評価されなかった。

すると

やっぱり自分はダメだとなってしまう。

一方

根拠のある自信には

自分だけが知っている

事実があります。
 

「あのときも逃げなかった」

「あの苦しい時期を乗り越えた」

「何年も続けてきた」

「失敗しても、また立ち上がった」

こうした事実は

他人に否定されても消えません。

本当の自信とは

私はすごいと思うことではなく

私はこれまで何度も

自分との約束を守ってきた

と思えることなのです。

【自信とは「自分との信頼残高」】

私は

自信というものを自分との信頼残高

だと考えると分かりやすいと思います。

自分との約束を守るたびに

少しずつ貯まっていく。

逆に、

自分で決めたことを

何度も裏切っていると少しずつ減っていく。

一気に大きな努力をする必要はありません。

毎日、

小さな約束を一つ守る。

「今日も自分を裏切らなかった」

その事実が少しずつ

自分への信頼を作っていきます。

もし今、

「自分には自信がない」

と思っているなら、

自分を責める必要はありません。

まず

後ろを振り返ってみてください。

あなたにもきっとあります。

・乗り越えた日。

・頑張った日。

・逃げなかった日。

・誰かを支えた日。

・もう一度立ち上がった日。

それらは全部

あなたが残してきた良い足跡なのです。

そして

今日も一つだけ新しい足跡を残してみる。

大きくなくていい。

完璧でなくていい。

「自分との約束を一つ守る」

自信とは、

自分を無理やり好きになることではありません。

誰かに褒めてもらうことでもありません。

成功を積み重ねることだけでもありません。

過去の自分の努力を認め

今日の自分との約束を守る。

その繰り返しです。

だから

自信がないのではありません。

もしかすると

あなたがこれまで残してきた

自分の足跡を

見落としているだけなのかもしれません。

今日

小さな一歩を踏み出してください。

その一歩もまたあなたの人生に残る

「自分を信じるための証拠」

になるのですから。

では最後にお待ちかねの川柳です。

足跡を 

重ねて築く 

我が信頼

byくさか